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2007年8月16日

「フリーダム・ライターズ」

昨日はお休みだったので、映画を見てきました。
「フリーダム・ライター」というアメリカ映画。

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様々な人種の、不良っぽい生徒が集まるクラスを担当することになった女性教師が、彼らの人生を大きく変えていくというストーリー。
「フリーダム・ライターズ」というタイトルは「フリーダム・ライダー」という人種差別と戦った市民権運動の名前をもじったものなのだけれど、彼らは、差別や偏見、今おかれている自分の状況から自分を変えるために、立ち上がっていく。
そこで核をなすのが、「書く」という行為。
書くことを通して、彼らは自分を見つめ、そして自分のことを世に訴える。
アメリカ映画的なできすぎた感もちょっとはあったけれど、でも、やっぱり、こういう話は好き。
「教育」と「書く」という行為の可能性について、改めて深く感じられた良い映画でした。

2007年8月 2日

市川 拓司「そのときは彼によろしく」

大分前に読み始めたのですが、バタバタしていてようやく読み終わりました。

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これは最近、映画化された作品ですね。
市川さんの作品は「いま会いに行きます」が一番有名だと思いますが、どの作品にも、柔らかい雰囲気があって好きですね。「恋愛写真」も良かったです(これも同名の映画がありますが、市川さんの作品が映画化されたのではなく、映画を見た市川さんが刺激を受けて小説を書いた、ということのようです。中身はもう、まったく別物。私は絶対小説の方がいいと思います!)
登場人物(特に主人公)はいつも、ちょっとさえない、不器用な男の人で、恋愛経験もあまりないのだけれど、その分、愛した一人の人をぼくとつに想い続ける。その純真さが、今の小説・映画のなかではすごい新鮮に思えたりする。
みんな、不器用だけれど、誠実にまっすぐ生きていて、ほっとする世界。
大きな成功をつかむこととか、要領よく生きることとか、そういうのもいいけれど、「幸せ」ってもっと、身近に、当たり前のもののような顔をしてあるものなんじゃないの?みたいな問いかけを感じる。
あと、始まりは普通の日常をつづったストーリーのように見えるけれど、いつも少しずつ「異世界」が入り込んできて、最後の方はファンタジーっぽくなるのも市川さんの作品の特徴かも。
でも、出てくる人物がみんな、ちょっと空想好きな雰囲気の、内的世界を持っているような人たちだというのと、市川さんの文体が不思議な印象を与える比喩などを多用した、ユーモアのある、いい意味で地に足が着いていないようなふんわりしたものなので、違和感なくその世界を受け入れることができる。

まぁ、好き嫌いは分かれる作家かもしれないけれど、私は好きだな。
なんとなく「成功するぞ!」「セレブになるぞ!」みたいな世界に疲れたら、手に取ってみてください(笑)

 

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