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2006年11月 1日

よしもとばなな「イルカ」

イルカイルカ
よしもと ばなな

文藝春秋 2006-03-20
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「イルカ」を読みました。
むかしはかなり、ばななさんのファンで、ほとんど全部の本を読んでいたのだけれど、ここ5年ほど、思いついたときにしか読まなくなってしまった。
なんかすごい「思想」を感じるようになってしまったからかなぁ。文章は相変わらず、柔らかく、読みやすい文体で、ストーリーも登場人物もばななさんらしさを失っていないのだけれど、でもところどころに、「結局人間とは××なのだ」という感じの断定的な言葉が混ざっていて、それが少し窮屈に感じられたりする。
でも、そういうふうに、小説を通して人に(特に若い世代に)メッセージを伝えていくというのが今、ばななさんがしたいと思っていることなのだろうし、それを受け止めて、ファンを続けている人も多いのだから、それでいいのかもしれない。

ただ、私の気持ちはだいぶ離れてきているかもしれないな。
きっかけは小説ではなくて、エッセイでだった気がするけれど。はたから見たら、かなり恵まれた生活をしているように見えるのに、常に何かにたいして不満を抱き続けているようなところが感じられて、ちょっと不快に感じられたりした。
金銭的なトラブルも大きいみたいなのだけれど、「お金があると大変なのよ」とか(まぁ、ストレートにそう書いている訳じゃないけど)苦労を嘆くなら、恵まれない人に寄付とかしちゃって身軽になっちゃえばいいのになぁ、などと「庶民」は思ってしまう(笑)

でも、アマゾンのサイトを見ると、評価は高いみたいだし、受け止め方は人それぞれなんだろうな。
確かに「妊娠する」ってこんな感覚なのね、というのは、よく伝わってきたし、この本の時点ですでに、「母親」になって変わったのね、ということが分かったから、次は「子育て」を通して、またどう作品が、そしてばななさん自身が変わっていくかは見守ってみたい、と思う。

新しいブログにて活動しています。

「働くビタミン・生きるミネラル」

自己肯定感を高め、自分の心を満たし、しあわせに生き、しあわせな人間関係を構築し、しあわせに働くためのヒント集です。

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