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凪~小説・写真サイト~ 小説・映画などのレビューで“ ほのぼの ”タグの付いているブログ記事

2007年12月 4日

「ALWAYS 続・三丁目の夕日」


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 日曜日は、旦那さんと「続・三丁目の夕日」を見に行きました。
 「続」ではない「三丁目の夕日」は確かテレビで見たと思いますが、それも随分前の話で、設定を忘れていたところもありました......。
 このあいだテレビでまた放映されていたようなので、復習しておけば良かったです。

 今回もまた、ほんわかと温かい気持ちになれる良い映画でした。
 家族で見るにはいいですね。
 吉岡くんもいい味出しているし、子役の子も上手いです。

 ちょっとできすぎた感じのするドラマっぽい台詞も、あの時代設定、あの背景で言われるとすっと受け入れられてしまいますね。
 想像のつく展開なのに、うるうるしちゃったり(笑)
 ただ、「1作目よりずっと泣ける」とか言われていましたが、「1作目以上」を期待しすぎてもいけないかもしれないです。
 「1作目も良かったし、2作目も同じくらい良かった」
 という表現が適切かな。

 でも、きっと「続々」「続々続」と続いて、シリーズ化されちゃったりするのでしょう。「寅さん」の後釜あたり狙える??
 日本らしい日本の映画という気がします。

2006年12月12日

瀬尾まいこ「強運の持ち主」


強運の持ち主強運の持ち主
瀬尾 まいこ

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瀬尾さんの小説はいつもほんのりと温かくて読みやすく、やっぱりいいなぁと思う。
かもしだす雰囲気はどの小説も同じなのだけれど、人物の作り方や設定や話の流れにオリジナリティがあるから、読んでいて飽きない。
この本は4つの短編からなっているけれど、4つともちょっといんちきくさい「占い師」である女性が主人公で、相談しに来るお客さんの問題を解決していくという連作。
毎回「きっと何かあるぞ」ということは分かるのだけれど、「多分、こうなんでしょ?」と想像したを上手く裏切ってくれるというか、「え? そんなにずれてたの?」みたいに、凡人の想像の上を行ってくれるのがいい。特に一番初めの作品が突拍子もなくておもしろかった。
後半はそれに比べると「あぁ」というようなところもあるけれど、3話目の「おしまい予言」などもなんとなく気持ちが分かって良かった。主人公もいいけれど、その「彼」がとてもいい味を出している。微妙にうちの旦那さんと重なる(笑)

最近、自分自身の試みとして、緩い連作をしている。一つの話に「助演」くらいの感じで出てきた人を、次の作品の主役(=視点人物)にするとか、その逆とか。一度作り上げた人間には愛着があるし、そこそこキャラクターが固まっているから使いやすく、意外とおもしろい。
でも、いずれはこの作品みたいに完全な連作もやってみたいな、などと思っている。純文学だとエンタメよりは難しいけれどね。(でも、最近そういう短編集は増えているし、多分、売れているのだと思う)

ということで、ちょっと脱線したけれど、ほのぼのした気分になりたいときにお勧めの本でした。

2006年11月 8日

野中柊「小春日和」


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野中 柊

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野中さんの本は久しぶり。一番初めに読んだ「草原の輝き」は結構痛さや切なさを感じ、そのとぎすまされた感じが好きだったのだけれど、それ以降、もっと「ほわん」としたあたたかい小説を書くようになっている気がする。
今回の本も、タップダンスにはまる小学生の双子の姉妹の話で、すごい劇的な起伏があるというより、日常を柔らかい文章で書きつづっている感じ。
最近、「ストーリーで楽しませたい」「キャラクターを見せたい」「テーマを伝えたい」とか、分かりやすい本を読むことが多かったので、「あれ? 文学って何をする物何だったっけ?」などと、この本を読んでいてちょっと考えてしまった。でもきっと、「読んでいるときの心地よい感覚を読者に与えたい」とか、そんな感じのことを野中さんは思って書いているんだろうな、という気がした。
わくわくどきどき先が気になる、という本ではないけれど、ちょっと日常がハードで、心を休めたいなぁ、というときに、たとえばお風呂にもっていって、良い香りのするバスオイルかなにかを入れ、半身浴をしながら読むっていうのもいいのでは、というような感じだった。


 

 

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