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2015年7月31日

新サイトを立ち上げました


2年半ぶりの更新になってしまいました......。

この2年半は、仕事を辞めてまたフリーに戻ったり、長男を出産したり、バタバタしていました。

長男もやっと1歳3か月。

仕事に復帰してからも1年ほど経ち、ようやく生活も落ち着いて、余裕も出てきました。


で、

せっかくの「社会保険労務士」と「日本メンタルヘルス協会認定基礎心理カウンセラー」の資格を腐らせないよう、

そして、自分の文章力をもっと鍛錬しよう、

と、今までよりちょっとビジネス寄りのサイトを作成してみました。

よろしければ、ご覧ください!


私の出会った素敵な仕事人・素敵な言葉の紹介や、最近の人事・労務の傾向、「働く」ことについて思うことなどを「働くビタミン」として、

心理講座で習った、人との関係をもっと良くする方法、様々な本から学んだ、生きることが楽になる考え方・言葉を「生きるミネラル」として、

書いています!

2013年1月27日

京の冬の旅

大阪に用事があったため、それにかこつけて京都一人旅。

京都は好きで、大学時代から平均すると、1.5年に1回くらいは来ている気がするけれど、こんな寒い時期に行ったのは初めて。
でも寒くて敬遠される時期だからこそ、集客のテコ入れとして、「京の冬の旅キャンペーン」なるものが開催され、計14か所で普段は見られない重要文化財などが見られます!

詳細はキャンペーンページ

 

金曜日は得浄明院と知恩院、土曜日は妙心寺と東寺を回りました。東寺以外は、ボランティアガイドの方が細やかな説明をしてくれ、色々勉強になりました。

一番よかったのは、非常にこじんまりとしたお寺(多分、普段はまったく一般公開されていない)の得浄明院。初めに仏像の説明を一人の方がしてくださり、そのあと、地下にある真っ暗な部屋にほかのガイドの方が案内してくれます。その部屋は、多分、10畳くらいの広さなのでしょうが、本当に何も見えない中で、右手だけを壁につけてぐるりと回ると、かなりの広さに感じ、不思議な気分です。暗闇を歩くことで、自分の過去の罪などに向き合い浄化できるというような効用があるそう。
また別の部屋には、盆石という、真っ黒なお盆の上に白砂と石だけを載せ、それだけで水墨画のような世界を作り出す芸術作品が並べてありました。これもまた、良かった。砂だから掃いたらすぐに消えるはかなさもあり、それが仏教の諸行無常の教えにも通じるということでしたが、普通の絵にはない繊細さが表れていて、非常に心に残る作品たちでした。
(撮影不可だったので、写真はないのですが、興味のある方は是非、googleで「盆石」の検索をしてみてください!)

知恩院も良かったです。知恩院には非常に立派な三門があるのですが、その中に入れるというもの。かなり急な階段を上り、見晴らしのいい場所までたどり着くと、そこから中に入れます。
中には大きな仏像と初めに悟りを開いた14人だったか、そういう方々の像が並んでいます。文化財を保護するため、照明が落とされているのですが、そのひっそりとした光の具合もまた、世界を作り出していて、そこそこ人は集まっていたけれど、静かな気持ちになることができ、いい経験でした。
また、私の行った1月25日は、たまたま法然さんの命日だったらしく、本堂にも入ることができ、信者の方が大勢集まって木魚を叩いているシーンなども拝見させていただきました(どさくさに紛れて、私も焼香してきちゃいました)。

土曜日は、平日よりは混んでいましたが、それでも桜や紅葉の季節の混雑ぶりはなく、静かな気持ちで"寺社仏閣"を回ることができ、有意義な時間になりました。
東寺はガイドがなかったのが残念でしたし、初層だけではなく、上にも上りたかったですが(物理的に登れるのかは不明)、初層だけでも立派な仏像が4体あり、なかなかの空間でした。五重塔以外の2つの建物の中身も、一見の価値があります。

大阪の人から脅されていたほど寒くもなく、この特別公開はお薦めです。近郊の方は是非!
(ただお寺の中は靴を脱ぐところが多いので、靴下だけはあったかいのにしないと、凍えそうになります 笑)

2011年11月19日

「坊ちゃん文学賞」授賞式

11ヶ月ぶりの更新......。
ずっと病気の話のままなのもどうかと思いながらも、なかなかここに書くほどのこともなく......。

ようやくちょっと「イベントらしいイベント」があったので、この機会に、頑張って更新!
毎日のように更新していれば、些細なことでも書けるのだけれど、あいだを空けると、どんどん書くハードルが高くなる。
「習慣」って大事だな。

ってことで、11月17日は松山市まで行き、「坊ちゃん文学賞」の授賞式に出てきました。

ただこの賞は受賞が決まってから呼ばれるのではなく、ノミネートされた段階で「松山まで来てください」と言われる。
ちょうど10月6日、大阪出張のさなかに電話が掛かってきて、「え? 受賞していないのに、行くんですか?!」というようなことを思わず事務局の人に言ってしまいました。
(ちなみに事務局は外注しているため、電話は東京から掛かってきます。自分は大阪にいるし、東京からの電話で松山に来てくださいと言われるし、ちょっと頭が混乱します(笑))

でもよく考えれば、8人ものノミネート者の交通と宿代を負担してくれるなんて、太っ腹です。

私はどうせ有休をとるならと、前日の朝から松山に行き、しまなみ街道をサイクリングしました。
ただしまなみ街道って今治市。松山市のお金で言ったんだから、松山を観光しないといけないですね。すみません......。
でもしまなみ街道、素晴らしかった。やっぱ、海、大好き!
是非、愛媛に行く人は、しまなみ街道をサイクリングしてから、道後温泉に一泊してください!
(道後温泉は松山市!)

当日は、昼前に集まって、8人(今回は1名来られなかったので7名)でお食事。
2段重ねの豪華なお弁当!
男性陣が「緊張で食事が喉を通らない」と言っているなか、女性陣はたくましく「やっぱ鯛の刺身はおいしいね~」とばくばく食べる。私も例に漏れず。

私のイメージでは、小説を書く人というのは、内気で暗い人が多いのかと思っていたが(自分はどうなんだか)、テーマが「青春小説」のためか、7人のうち半分くらいの人は、非常に社交的だったし、残り半分くらいは大人しくはあったけれど、みんな非常にフレンドリーで感じのいい人で、なんだか楽しかった。授賞式の会場になっている松山市役所に行ってからも、「報道陣たくさんいるよ~」「写真獲っていいらしいよ~」とみんなで会場の風景を撮影したり、修学旅行のような盛り上がり。

ただ、報道陣を後ろから「見物」しているときは楽しいけれど、いざ、カメラがずらりと並んだ前に並ぶと緊張してくる。さらに隣には、椎名誠さんをはじめ、テレビなどで見るような審査員の方々が!

そして、市長さんの挨拶があったあと、関係者とノミネート者の紹介がなされ、いよいよ受賞作品の発表。
流れでは、佳作2作を発表し、表彰があり、大賞1作の発表があり、続いて表彰、ということになっている。
私たち7名はいってみれば、まな板の鯉。緊張しながら名前が呼ばれるのを待つ。
審査員達は、「さぁ、誰が選ばれるのでしょう。まぁ、僕たちは知っているんですけどね」とか意地悪なことを言う(笑)

毎年、椎名先生が一人で発表していたらしいけれど、「今年から趣向を変えて、一人ずつ役割分担しました」と、椎名先生から言葉があり、「じゃあ、まず中沢(新一)さん、佳作の......」と、振ったのは、いいが、そのとき、

「じゃあ、『星々』からいこうか」

一瞬、場内、沈黙。

あれ? 今、作品名、言っちゃいませんでしたか?!

場内、笑いとどよめき。

ってことで、フライング的発表により、私の作品の佳作受賞がここで判明しました(笑)

その後も、色々、軽いトラブルと笑いがおきながら、3作が発表され、写真撮影をし、その後、1時間ほど選考委員の先生を交えた懇親会があり、解散、になりました。

懇親会では、先生方と2ショットの写真を撮ったり、楽しい雰囲気。

私は結構、高橋源一郎先生とお話できました。
勝手に、結構哲学的な、気むずかしい人なのだと思っていましたが、実際は全然違って、非常に楽しい方でした。ここでうまい表現が浮かばないところに自分の文才の限界がありますが......なんというか、飾らず、愉快に、人生を軽やかに生きている感じ(?)

高橋先生に言われてとても心に残ったのは、
「作品、おもしろかったよ。ただ、設定が複雑だから、こういう設定にしちゃうと、これ以外のことは書けなくなってしまうというか、自動的に、こういうことがあって、次にこういうことがあって......と限定されていって、狭くなってしまう。それが残念だったね。
そうやって狭くしちゃうと、書くのが、義務みたいになっていっちゃって、ワクワクしないじゃない」
というような言葉。

なるほどなぁ。

そして、高橋先生のこの愉快で軽やかな雰囲気は、物事に「ワクワク」を求めているから出てくるものなんだなぁ、と納得しました。

伊豆→さいたま→佐賀 と今回、4回目の授賞式ですが、毎回、勉強になる言葉をどなたかからか頂いている気がします。

たまに、地方文学賞なんて獲っても意味ないよと言われることもあり、確かにプロになる近道ではないと思うけれど、でも、こういう式に出たり、賞を頂く経験は私には貴重です。

今回も、松山市や周りの関係者の方々、審査員の先生方、一緒に式に参加した6名の皆様、ありがとうございました。

2010年12月26日

月経随伴性気胸

今年もあと1週間ほどで終わり。
この1年、「九州さが大賞文学賞」の大賞をもらい、「小説NON」に作品を載せてもらったり、「ちよだ文学賞」の最終選考に残り、受賞は逃したものの冊子に載せてもらい、未だに神保町の三省堂で売ってもらっていたり、岡山の「内田百けん文学賞」の最終候補になったり......まぁ、そこそこ結果を出せた年でした。

でも、さがの受賞と同じくらい今年印象に残ったのは、「気胸」体験。
結局、数日休み、1週間ほど短時間勤務をさせてもらっただけで、その後、何事もなく回復しましたが、病気で仕事を休むというのは、私の人生で初めてで(早退や遅刻はしたことあったけれど)、それなりに大きなことでした。
健康でいるということを今まで、当たり前に思っていたけれど、大きな病気にもかからず生きてこられていることは、本当に感謝するべきことなんだなぁ......と、しみじみ。

気胸になったのは、6月半ばで、それから半年弱、再発していません。

でも、基本的に気胸というのは、若くて痩せた男の人がなるものらしく、女性がなると、とにかく「月経随伴性気胸」という、子宮内膜症の一種である病気を疑え、ということになっているよう。
運悪く、気胸になったのはちょうど生理のときだったし、右の肺だったのもあり、私も近所のクリニック→近くの総合病院→大学病院と病院を移り、血液検査やMRIの検査など、色々受けました。

大学病院では、胸水が貯まっているから(レントゲンで分かる)、「月経随伴性気胸だろう」と言われ、「月経随伴性気胸」であれば、必ず近いうちに再発するし、何もせずに治ることは絶対にない、というくらいに断言され、暗に、来月また気胸になるだろうから、そうしたら、手術になる、というようなことを言われました。

なので、6月~7月はきっと再発するんだとびくびくしながら暮らしていました。
「月経随伴性気胸」をネットで検索すると、手術をしても排卵を薬で止めないと、また繰り返すから、閉経まではずっと闘病することになるとか、希望が持てない記事ばかりひっかかるし、私はそれまでに、子宮内膜症だと言われたことも、生理が重かったこともないのだけれど、「子宮内膜症」を調べても、これもまた、自然に良くなることはなく、年々悪化するということばかり、ネットにも本にも書かれているし......。
結構、精神的にしんどかったです。

でも、なぜか、7月に生理になっても、8月に生理になっても胸は痛くならず......。
一応8月の生理のときまで大学病院に行ったのですが、全然再発している様子がないので、先生も自信をなくしたのか、「「月経随伴性気胸」かもしれないし、そうじゃなかったのかもしれないし......再発するかもしれないし、しないかもしれないし、分かりませんね」と発言がトーンダウン。 え?!

結局、「月経随伴性気胸」だという証拠は、内視鏡の手術をしないと分からないらしく、私は再発をしていないので、そんな手術までいかなかったので、結局、6月の気胸の原因がなんだったのかは分からないし、8月に先生が言っていたように、今後、再発するかしないかも分かりません。「再発しなかった」というのは、自分が死ぬときまで言えない訳ですし......。

でも、半年も再発しないので、最近は生理が近づくたびにびくびくすることもなく、自分が気胸になったことも、結構忘れて過ごしています。
そろそろダイビングをしたいな......などといけないことも思ったり(汗)

ただなんで今、この記事を書いたかというと、7月に、「もし12月まで再発しなかったら、そのことをブログに書こう」と決めたから。
多分、「月経随伴性気胸」かもしれない、と言われた人は、ネットでできる限り多くの情報を仕入れようとすると思うのですが、きっと、そのほとんどの記事は、あまり希望を持てないものだと思うのです。......私がほとんどのサイトを見たので、言えるのですが。
なので、「月経随伴性気胸」というキーワードで検索したとき、できるだけ上位に来るような形で、「再発しなかった」情報も発信したいな、と。

上にも書いたように、どんな病気でも「再発しなかった」と言い切るのは難しいし、しばらく再発しないと、自分がその病気になったことも、再発を恐れて不安になっていた日々のことも忘れていきます。
だから、「再発すると言われたけれど、再発しなかった」という情報を発信する人は、あまりいないと思うのですが、でも、きっと、再発していない人もたくさんいると思うのです。

もしこの記事が、6月の私のような人の目に留まり、少しでも心を軽くできたら嬉しいです。

不安なときに支えてくれた本。

癒す心、治る力―自発的治癒とはなにか (角川文庫ソフィア)癒す心、治る力―自発的治癒とはなにか (角川文庫ソフィア)
アンドルー ワイル Andrew Weil

角川書店 1998-07
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自然治癒力の偉大さをひしひしと感じられる、大切な本です。


あと、私自身は漢方を飲んだりはしませんでしたが、このサイトの説明文にも、励まされました。
http://www.acsysun.co.jp/counseling/woman/woman1.html

〔引用〕
免疫は大まかに
「自分の細胞か自分ではない(外敵)かを判断する」のと
「自分の細胞であったとしても場所が違う、または細胞が古い、異形細胞だから処理しよう判断し処理する」働きがあります。

自分の細胞なのか、敵なのか ・・・ を判断し対応する良い例が風邪の引きやすさです。風邪菌に対して免疫が対処し戦い、勝てば風邪を引かなくてすみます。しかし風邪をすぐに引いてしまう人は、外敵に対して、防御が弱い状態にあります。

子宮内膜症というのは、「自分の細胞であるが、場所が違う」というケースになりますので、風邪をすぐに引いてしまう人のように外敵に今まさに侵入されやすい体。つまり、体が緊急臨戦体勢に常にあれば、自分の細胞がどこか違う所にいるなんてことは後回しになりやすく、見逃しやすいのです。

風邪を引かない体を作り、体のごみ掃除に目を向けてくれる免疫でいてもらうことがとても大切です。
〔引用 終わり〕

 つまり、子宮内膜は自分の体の一部ではあるけれど、異所にあれば、免疫が排除してくれる、という考え方です。

 それから、気胸を繰り返している方のブログで、「内視鏡の手術をしたとき、横隔膜に「月経随伴性気胸」が自然治癒したような跡があったと先生に言われた。月経随伴性気胸は自然治癒することはないと言われているのに」というような記事を見つけました。URLはもう分からなくなってしまいましたが。

2010年11月 7日

「ちよだ文学賞 第5回」発売中!

受賞は逃しましたが、最終選考まで残ったので、「ちよだ文学賞」という
冊子に作品が載りました。

http://www.bk1.jp/product/03344240

千代田区の賞のため、神保町の三省堂の文芸誌コーナーには平積みになっていますが、それ以外の場所では多分、お目にかかれない冊子です(汗)

でも、今年は「小説NON」とこの「ちよだ文学賞」と、2度も掲載誌を三省堂で売ってもらえたので、結構満足です!

多分、三省堂では半年くらいは売り続けられると思うので、近くに行かれた際には、「おお、売られてるねぇ」と見てやってください。

2010年9月 4日

瀬戸内国際芸術祭

    今年の夏休みは沖縄の島ではなく、瀬戸内の島々へ旅してきました。

「瀬戸内国際芸術祭」巡り。
http://setouchi-artfest.jp/

去年は新潟の芸術祭を回ったけれど、瀬戸内はまた違った雰囲気で、景色も非常に良く、予想以上に良かった。

4泊5日の旅のうち、前半4日はひたすら島巡りをした。

1泊目と2泊目の拠点は高松のホテル。

1日目は、芸術祭のメインになっている直島へ(ただ、直島のメインは常設の美術館なので、芸術祭の期間でなくてもいいといえば、いい。ただ、それぞれの美術館が1000円~2000円くらいするので、5000円のパスポートを使える時期に回るのがお得かも)

直島の作品は美術館以外もほとんど撮影禁止だったため、写真はないけれど、「地中美術館」は一見の価値あり。流れていく雲を見るのもアートなのだなと気づいたり、「空間時代がアート」になっているものが多く、心地よい時間を過ごせた。作品数は決して多くはないけれど、安藤さんの建築を含め、おすすめ。
今年6月にできたという李禹煥美術館も良かった。ただ、本当に作品数は少ないので、まともに入場料を払うと高く感じるだろうと思う。人の少ないときに瞑想の部屋で、1時間くらい過ごせれば、満足できるかも? ここも流れる空気感が良かった。

家プロジェクトは「南寺」というところが非常に人気があるようで、整理券の配布になっていて、すでに終了していた。9月に入ったら人出は減っているかもしれないけれど、直島はやはり人気の高い島なので計画的に回る必要がありそうだ。

2日目は豊島と犬島へ。

 

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豊島は2時間半くらいしか時間がとれなかったが、4,5時間かけて見たかった。半分くらいしか見られず、少し残念(エリアが4,5個に別れていて、それぞれバスで移動する距離のため。バスが無料なのは嬉しい)。

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個人的なおすすめは唐櫃浜エリア。久しぶりにオラファー・エリアソンの作品が見られて満足。夏の蔵は暑かったので、秋の方がおすすめだけど......。このエリアでは心臓音のアーカイブが人気のようだったけれど、私はちょっと苦手。新潟の時もあったけれど、知らない人の心臓の音を暗闇で大音量で聞いてもなんだか怖い(汗) 個人的には、そこに行く途中の「ノリとたゆたう。」が良かった。不思議な素材の「枯山水」をイメージして作ったという凹凸のあるマットでできた庭に、好きなように寝ころんで過ごせる。癒しスポット。時間が豊富にある旅なら、こういうところで、長時間のんびり過ごすのもいいかも。

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犬島 は、以前は銅の精錬所を中心に栄え、人口3000人ほどだったが、今は60人ほどになってしまっているという島。精錬所や残された家が廃墟になって点在する、全体が「遺跡」のようになってしまっている不思議な島。

でも2年前に精錬所自体の内部をアートの場に変容させていて、ここもなかなか見応えがあった。こういう「空間」アートはいい。もともとその場にあった空気感とか場のエネルギーと、作品を作る人の思いなり、技術なりがうまく融合すると、目だけではなく、肌で感じられる作品になる。

今回見た作品の中で一つおすすめの場所を選べと言われたら、私はここを選ぶかな。

内部を見たあと、廃墟になった精錬所の煙突とか発電所なども見られるのだけれど、その廃墟になった建物の背景には真っ青な海と空が広がり、それもまた心に響いてきた。

 

3日目は宿も小豆島に取り、小豆島を回った。
本当は3日目は芸術祭巡りを休み、海でのんびりしようかと思っていたのだけれど、小豆島は思っていたより(初めて行った)なんというか手軽すぎる観光地で、俗っぽく、沖縄の島とはかなり趣を異にしていたので、予定を変更して、やっぱり作品巡りをした。

小豆島は大きな島なので、レンタカーを借り、回った。
主に作品があるのは、海のそばではなく、内陸のほう。だから、小豆島の作品は、海を背景にしたものというより、田んぼの風景のなかに現れるものになっていた。
このあたりの棚田の光景は本当に美しい。

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その光景の中、突如現れる竹細工のタージマハールみたいな建物は圧巻(実は「脱穀した後のもみがらのイメージらしい)。
中に入ってくつろぐこともでき、涼しい日だったら、寝転がって過ごしたかった(が、なんせ猛暑。喉が渇いて、長時間滞在できず......)。

 

seto5.jpg  seto55.jpg

そのほか、室内の作品も、海辺の作品もあり、なかなか見応えがあった。
ただ、2泊3日の旅なら、小豆島は外してもいいかも。あくまで個人的な意見ですが。

 

4日目は、一度高松まで戻ってから、女木島と男木島を見る。
男木島は小さな島だし、作品も港の周りに密集しているようなので、1時間くらいで余裕で回れるかと思ったが、甘かった。確かに範囲としては狭いけれど、港を降りたところからものすごい急な斜面の連続。毎日35度の夏にはしんどい。

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でも、豊かな世界観のある作品が多く、バラエティに富み、短い時間でたくさんの作品を見られるので、満足度は高かった。

 

2010年7月21日

小説掲載誌、明日発売!

小説NON (ノン) 2010年 08月号 [雑誌]小説NON (ノン) 2010年 08月号 [雑誌]

祥伝社 2010-07-22
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「九州さが大衆文学賞」をもらった受賞作「水平線の灯(「履歴」改め)」が、明日発売の文芸誌「小説NON」に掲載されます!

http://www.shodensha.co.jp/n-non.html

 初めて、ちょっと「社労士」っぽい、ちょっぴり社会派な作品です。
 微妙にミステリー要素もあり、最後はそれなりに「なるほど、そういうことか!」と驚いたり、納得したりしてもらえるんじゃないかな、と自負しているエンターテイメントです。
 とある島を舞台にした、爽やかで読みやすい作品だと思いますので、良ければ、是非、読んでください!

2010年6月19日

写真UPと病

気づいたら2ヶ月ほど、更新が止まっていた......。

4月終わりから最近までに撮った写真の整理をし、写真のページに「レンギョウ・藤」「羅臼湖」としてアップしました!

今年は梅雨入りが遅く、6月になっても天気のよい日が多くて、散歩日和で、幸せでした。

 

ただ、北海道から帰ってきた翌日(6月15日)から、胸のあたりが痛くなり、病院に行ったら「気胸」という、肺に穴が開いて、肺が縮まる病気だとのこと。16日の夜に病院に行ったら、翌日総合病院に行くように言われ、17日・18日と会社を休み、今日も安静にしています。

軽度なようで、金曜日に胸の上に針を刺して、肺から漏れた空気を外に出すという治療はしたけれど、それ以外は、自然治癒するだろう、ということ。

金曜日が一番つらく、マンションの前のバス停まで歩くだけでもしんどかったのですが、今日は、ゆっくりなら「徒歩10分」の最寄り駅まで歩けたので、まだまだ「本調子」ではないですが、あせらず回復するのを待とうと思います。

ただこの病気、再発率が50%くらいで、再発したら手術することになるかも、ということと、ダイビング中に再発したら、浮上できなくて大変だから、できたらダイビングはやめた方がいいと言われたことがショック......。
まだまだクマノミにも、マンタにも会いたいのに。

けど、命にかかわるようなひどい病気でなくてよかったと思うべきかな......。

肺が元の大きさに戻って、1ヶ月くらいしたら、運動などはまた普通にできるということなので、それまでは体をいたわりつつ、やっていきます。

旦那さんにも会社の人にもいろいろ迷惑をかけてしまったけれど、その分、周りの人の優しさが心にしみたこの1週間でした。

2010年4月11日

花見三昧

今年は開花宣言のあと、寒くなったからか、長く桜が楽しめている気がする。

しかも3月には九州でも桜を見たので、なおさら、例年より多く桜を見ている気が。

今年撮った100枚ほどの桜の写真のなかから、ベスト6をPHOTOのページにアップしました。

良ければ見てください!

http://www.nagi97.com/photo/index.htm

2010年4月 2日

授賞式

mixiでは報告させてもらいましたが、先月、「九州さが大衆文学賞」を頂き、3月26日に佐賀まで行ってきました!

会場は、お壕を目の前にして立つホテルニューオータニ。
ちょうど桜も満開で、天気もよく、気持ちのいい一日でした。

ホテルで式やパーティなどすると、なんだか結婚式みたいな気分です。
(私は、オーストラリアに逃亡し、まともな結婚式も披露宴もしていませんが......)

式の前に佐賀新聞の方が30分くらい気合を入れてインタビューをしてくださったり、お壕の前で写真を撮ってくださったり、テレビカメラの前で動画の撮影まであったり、なんか、すごかったです。

さいたまの賞をもらったときも、何紙かの地方版には記事を載せて頂きましたが、新聞社が主催だと、また、気合が違います。

ホテルに泊まり、翌日、部屋に届けられた新聞を見たら、もう一面に「九州さが大衆文学賞授賞式を行いました」という記事が載っていて、また、びっくり。
翌週月曜日には、佐賀の社労士の先生から、「新聞見ましたよ!」と電話も頂きました!

佐賀新聞のサイトにも載っていました。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1587305.article.html


この賞は選考委員の先生の顔ぶれがすごく、森村誠一さん、夏樹静子さん、北方謙三さんという、大御所3人なのですが、今回は、夏樹先生が式に来てくださいました。

もう70歳を超えているはずですが、すっと背筋の伸びた、非常にかっこいい方でした。
作家だと知らないで会ったら、若い頃に会社を興して、一代で繁栄させた女社長だと思うだろうな、という感じでしょうか。
まぁ、作家というのも、自営業なので、「社長」みたいなものかもしれませんが。

式のあとに夏樹先生を囲んで1時間くらい懇親会があったのですが、「どうやったら長編って書けるんですか?」という私の幼稚な質問にもちゃんと答えてくださいました。「短編だと、Aという事件が起こって、解決して終わりだけれど、長編の場合は、Aという事件から、BやCという事件を派生させていくのよ」というような説明でした。
分かったような分からないような......。でも「派生」という言葉は、なんかちょっと分かったような気がします。
でも、分かったような分からないような......という顔をしていたら、「ともかく書いていれば、書けるようになるわよ。まだ若いんだから、まだまだこれからよ」ということでした(笑)
そういう、さばさばしたところも含めて、なんか、本当、かっこよかったです。


今回の作品は、GWあたりの佐賀新聞に掲載され、その後、7月22日発売の「小説NON 8月号」に載るということです。
「小説NON」の編集の方は、文芸の先輩で、それもちょっと嬉しいです。
今後の執筆についても、色々アドバイスを頂きました。ありがとうございます。

私の知り合いで、佐賀新聞を読める方はあまりいないと思いますが、是非、「小説NON」は発売されたら手にとってください! まだまだ先ですが......。

 

今回、佐賀新聞の担当の方には本当色々お世話になりました。ありがとうございました!
選考委員の先生方、協賛企業の方など、そのほか関係者の皆様も、本当にどうもありがとうございました!!

この賞の未来のためにも、是非、プロの作家になって活躍してください、と、たくさん、プレッシャーも頂きました。
もう「第17回」で、すでに受賞者から5人もプロの作家が出ているということなので、私もそれに続くよう、頑張ります!

 

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