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2010年12月26日

月経随伴性気胸

今年もあと1週間ほどで終わり。
この1年、「九州さが大賞文学賞」の大賞をもらい、「小説NON」に作品を載せてもらったり、「ちよだ文学賞」の最終選考に残り、受賞は逃したものの冊子に載せてもらい、未だに神保町の三省堂で売ってもらっていたり、岡山の「内田百けん文学賞」の最終候補になったり......まぁ、そこそこ結果を出せた年でした。

でも、さがの受賞と同じくらい今年印象に残ったのは、「気胸」体験。
結局、数日休み、1週間ほど短時間勤務をさせてもらっただけで、その後、何事もなく回復しましたが、病気で仕事を休むというのは、私の人生で初めてで(早退や遅刻はしたことあったけれど)、それなりに大きなことでした。
健康でいるということを今まで、当たり前に思っていたけれど、大きな病気にもかからず生きてこられていることは、本当に感謝するべきことなんだなぁ......と、しみじみ。

気胸になったのは、6月半ばで、それから半年弱、再発していません。

でも、基本的に気胸というのは、若くて痩せた男の人がなるものらしく、女性がなると、とにかく「月経随伴性気胸」という、子宮内膜症の一種である病気を疑え、ということになっているよう。
運悪く、気胸になったのはちょうど生理のときだったし、右の肺だったのもあり、私も近所のクリニック→近くの総合病院→大学病院と病院を移り、血液検査やMRIの検査など、色々受けました。

大学病院では、胸水が貯まっているから(レントゲンで分かる)、「月経随伴性気胸だろう」と言われ、「月経随伴性気胸」であれば、必ず近いうちに再発するし、何もせずに治ることは絶対にない、というくらいに断言され、暗に、来月また気胸になるだろうから、そうしたら、手術になる、というようなことを言われました。

なので、6月~7月はきっと再発するんだとびくびくしながら暮らしていました。
「月経随伴性気胸」をネットで検索すると、手術をしても排卵を薬で止めないと、また繰り返すから、閉経まではずっと闘病することになるとか、希望が持てない記事ばかりひっかかるし、私はそれまでに、子宮内膜症だと言われたことも、生理が重かったこともないのだけれど、「子宮内膜症」を調べても、これもまた、自然に良くなることはなく、年々悪化するということばかり、ネットにも本にも書かれているし......。
結構、精神的にしんどかったです。

でも、なぜか、7月に生理になっても、8月に生理になっても胸は痛くならず......。
一応8月の生理のときまで大学病院に行ったのですが、全然再発している様子がないので、先生も自信をなくしたのか、「「月経随伴性気胸」かもしれないし、そうじゃなかったのかもしれないし......再発するかもしれないし、しないかもしれないし、分かりませんね」と発言がトーンダウン。 え?!

結局、「月経随伴性気胸」だという証拠は、内視鏡の手術をしないと分からないらしく、私は再発をしていないので、そんな手術までいかなかったので、結局、6月の気胸の原因がなんだったのかは分からないし、8月に先生が言っていたように、今後、再発するかしないかも分かりません。「再発しなかった」というのは、自分が死ぬときまで言えない訳ですし......。

でも、半年も再発しないので、最近は生理が近づくたびにびくびくすることもなく、自分が気胸になったことも、結構忘れて過ごしています。
そろそろダイビングをしたいな......などといけないことも思ったり(汗)

ただなんで今、この記事を書いたかというと、7月に、「もし12月まで再発しなかったら、そのことをブログに書こう」と決めたから。
多分、「月経随伴性気胸」かもしれない、と言われた人は、ネットでできる限り多くの情報を仕入れようとすると思うのですが、きっと、そのほとんどの記事は、あまり希望を持てないものだと思うのです。......私がほとんどのサイトを見たので、言えるのですが。
なので、「月経随伴性気胸」というキーワードで検索したとき、できるだけ上位に来るような形で、「再発しなかった」情報も発信したいな、と。

上にも書いたように、どんな病気でも「再発しなかった」と言い切るのは難しいし、しばらく再発しないと、自分がその病気になったことも、再発を恐れて不安になっていた日々のことも忘れていきます。
だから、「再発すると言われたけれど、再発しなかった」という情報を発信する人は、あまりいないと思うのですが、でも、きっと、再発していない人もたくさんいると思うのです。

もしこの記事が、6月の私のような人の目に留まり、少しでも心を軽くできたら嬉しいです。

不安なときに支えてくれた本。

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自然治癒力の偉大さをひしひしと感じられる、大切な本です。


あと、私自身は漢方を飲んだりはしませんでしたが、このサイトの説明文にも、励まされました。
http://www.acsysun.co.jp/counseling/woman/woman1.html

〔引用〕
免疫は大まかに
「自分の細胞か自分ではない(外敵)かを判断する」のと
「自分の細胞であったとしても場所が違う、または細胞が古い、異形細胞だから処理しよう判断し処理する」働きがあります。

自分の細胞なのか、敵なのか ・・・ を判断し対応する良い例が風邪の引きやすさです。風邪菌に対して免疫が対処し戦い、勝てば風邪を引かなくてすみます。しかし風邪をすぐに引いてしまう人は、外敵に対して、防御が弱い状態にあります。

子宮内膜症というのは、「自分の細胞であるが、場所が違う」というケースになりますので、風邪をすぐに引いてしまう人のように外敵に今まさに侵入されやすい体。つまり、体が緊急臨戦体勢に常にあれば、自分の細胞がどこか違う所にいるなんてことは後回しになりやすく、見逃しやすいのです。

風邪を引かない体を作り、体のごみ掃除に目を向けてくれる免疫でいてもらうことがとても大切です。
〔引用 終わり〕

 つまり、子宮内膜は自分の体の一部ではあるけれど、異所にあれば、免疫が排除してくれる、という考え方です。

 それから、気胸を繰り返している方のブログで、「内視鏡の手術をしたとき、横隔膜に「月経随伴性気胸」が自然治癒したような跡があったと先生に言われた。月経随伴性気胸は自然治癒することはないと言われているのに」というような記事を見つけました。URLはもう分からなくなってしまいましたが。

 

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